工事内容としては 補修が終われば、管内にリングを組み立てていきます。 ある程度進んだところで組立状況の写真を撮ると、 立ち馬さえ置いていなければ(笑 蒸し暑く、臭気もありますし、酸欠や感染症、 日々こうした危険の芽を摘みつつ、 竣工まで無事故無災害でがんばろう! 今日も一日ご安全に!
10月22日に行われた即位礼正殿の儀も無事終わり、
内外に令和天皇の即位が示されたわけですが、
各国来賓の衣装が上品に抑えながらも
あふれ出るゴージャス感があり、
TV中継を見ながら
そこに一番の見どころを感じてしまいました。
さて、今回の更新では
かなり特殊な工事を受注したので紹介していきます。
茨木市内の汚水と雨水が最後に集まってくる
大池ポンプ場というところに繋がる排水管路の更生工事です。
管更生工事とは、
地中に埋設されている老朽化した
排水管の内面を補修・補強つまり更生し、
もっと長く安全に使えるようにしよう
といった目的のもとに行われる工事のことです。
メリットとしては、
開削つまり道路を掘って管を入れ替えるとなると、
道路を大幅に規制しなければいけないのですが、
管更生では管内での作業でできる、
一時道路を占有したとしても開削と比べて
短期間・省スペースで施工できるという点があります。
さてそれでは今回の工事を見てみましょう。
鋼製リングと呼ばれるのですが、これが補剛材となります。
鋼製リングの組立てがある程度進んだ時点で、
ポリエチレン製の部材を取り付けていきます。
感覚としてはレゴやプラモデルを
パチッパチッと組み立てていく感じでしょうか。
管の奥がバニシング・ポイントとなって
なにやら現代美術の様相を呈してきました。
SF映画の宇宙船の中といわれても信じてしまいそうです。
このあと既設の管と更生部材の隙間に
グラウトを注入して完了となります。
管更生工事は、既設の配水管を生かしながら作業を行うので、
かなり過酷な作業環境です。
突発的な雨で溺れる危険もあります。
安全に作業ができるよう
綿密なミーティングと役割分担を
朝礼はもとより始終行っております。