![]() |
多軸組布シート工法とは |
多軸組布(そふ)工法は、 多方向に配列された繊維を一枚のシート状に固定した、いわゆる不織布である組布を使用し コンクリート構造物の表面に樹脂で貼り付けて補強する工法です。 特殊な多軸組布は、一般的には三方向と四方向の組布が多く使用されております。 四軸の場合 縦横の二軸に斜め±45度の二軸を加えて四軸繊維シートを一枚のシートに組み込む 一切の織目の無い四方向繊維シートです。 多軸組布シートをコンクリート構造物の表面に貼りつけることにより、 劣化したコンクリート片が落下することを非常に経済的に防止できる。 |
多軸組布シート工法の特徴 | |
多軸組布(そふ)工法の特徴は、 一枚の組布シートで多方向の補強が一度で出来ることにある。 |
|
1. | 連続補強繊維を三方向(0、±120°)または、四方向(0,90、±45°)に配列した不織布である。 |
2. | 繊維が織ること無しにストレートで配列しており、繊維強度の発現が100%と高い |
3. | 使用する繊維により、各種の強度や弾性率の違いによる繊維の特徴が発揮され、各種の目的の補強が出来る。 |
4. | ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維等各種の繊維が使用できる。 |
5. | 面状体(パネル、円筒)の構造物の補強でもねじれ強度に優れる。 |
6. | 裁断時の端部のホツレが無く、樹脂の含浸性、脱泡性に優れる。 |
7. | 各種の繊維目付けのシートが選択でき、コンクリート構造面に貼りつけることにより、各レベルの耐荷重力に対応できる。 |
多軸組布シート工法の外観と応力分散効果 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
アラミド三軸組布 | ガラス四軸組布 | 四軸応力分布 |
工法の詳細に付いては、カタログによる説明を事務局にご請求ください。